定期的なパレットの見直しは大事~効率アップ・2024年問題対策~
こんにちは。
8月となりました。
猛暑が続きうんざりしております。熱中症にも気を付けないといけないですね。
工事会社に勤めている友人は、現場では「アイスラリー」を飲み、体温を下げて熱中症対策していると言っておりました。
数年前から夏場になるとよく聞く言葉ですね。
私もたまに飲みますが、一気に体温が下がったと実感できます。
さて、2024年度も1/3が過ぎました。
弊社もありがたいことに、たくさんのパレットの問い合わせをいただいております。
今回はどのようなお悩みで問い合わせをいただいたのか、その解決案を2つほどご紹介させていただきます。
A社様(化学業界)
①相談内容
パレットの高さを低くしたい
②ヒアリング時の状況
・1100×1100×H144サイズのパレットを使用
・パレットの高さの関係でトラックに平積みしている
・パレットを少し低くして2段積みにすることにより運送効率を上げたい
・高さの低い樹脂パレットを検討したがパレット単価が上がってしまう
③解決策
・現行より約30㎜低いライトパレットを提案
④効果
・高さ110㎜のライトパレットにすることにより2段積みが可能に
→輸送効率50%アップ 輸送費50%ダウン
・新ラインナップである内製品の90㎜コマで提案したため、現行品と同等の単価で提案
B社様(パッケージ印刷・加工会社)
①相談内容
・積載物にぴったりのパレットへ変更
②ヒアリング時の状況
・1100角のパレットに菊版(939×636)サイズの印刷物を積載しユーザーへ納入
・納入ユーザーよりパレットを菊版サイズに変更してほしいとの依頼
・ユーザーはB社からの納入時に使用したパレットをそのまま構内保管用として使用している
・サイズ変更することによって、2~3パレット分構内の保管効率が上がるとのこと
・菊版サイズ専用の樹脂パレットを検討したが非常に高価(15,000円~高いもので25,000円)
・木製パレットはユーザーよりNGが出ているため提案できない
③提案内容
・菊版サイズのライトパレットを提案
④効果
・ユーザー構内の保管効率が上がった
→構内保管効率約25%アップ
・トラックに積める数量も増えたため輸送効率もアップした
→輸送効率20%アップ
・現行のパレットとほぼ同等の単価で提案
ライトパレットは寸法を自由に設計できます。また、新ラインナップの90㎜コマによって、低いパレットの製造も可能となりました。
2024年問題(2024年に施行される働き方改革関連法)により、パレットは今まで以上に重要な位置づけになってきております。
パレット化・パレットの見直しによって、運送会社・ドライバーの負担軽減、今まで通りのリードタイムの確保、運送コストアップの抑制、等につながる場合も多々ございます。
弊社は鉄パレットメーカーではありますが、お悩みの内容によっては樹脂パレット、木製パレットもおすすめする場合もございます。
お客様の悩みの解決に最適なパレットの提案を石井産業は心掛けておりますので、小さなことでも何なりとご相談ください。